皆さんこんにちは。

 

小寒も過ぎ、いよいよ冬本番を迎えました。

寒い毎日が続きますので、風邪など引かないようご注意ください。

 

さて、前回の記事で干支や十二支についてご紹介しました。

今回はその続きで、"酉年"について、お話ししたいと思います。

伊藤若冲《紫陽花双鶏図》部分(動植綵絵) 

1759年, 宮内庁三の丸尚蔵館蔵

 

 

「酉年」は「鶏(ニワトリ)」のように、十二支には、12の動物の名が当てられています。

 

また、昔話で、「神様に挨拶した順番が十二支の成り立ち」というのを聞いたことはないでしょうか?

 

実は、関連付けられた動物も、昔話のエピソードも、後世に作られ、後付けされたものなのです。

 

例えば、今年の「酉」という漢字は、象形文字で「酒壺」や「酒器」を表したものといわれます。

「酉」の字だけで「酒」を意味し、しだいに水や液体を表す「氵(さんずい)」をともなって、「酒」という字がかたちづくられたようです。

 

こうして漢字のかたちにもとづいた語源等から考えると、動物モチーフとは直接関係ないことが、あらわになるかのようですね。

 

 

 

さて、今年の干支である「酉」の意味ですが、

「果実が成熟の極限に達した状態」「収穫した作物から酒を抽出する」というものだといわれます。

 

また、十二支や干支の考え方では、「酉」のつく年は、商売繁盛に繋がると考えられています。

「果実が極限まで熟した状態」という意味から、 物事が頂点まで極まった状態、が酉年だ、というわけです。

 

 

 

酉年は、より実りの多い1年になる予感の年で、ある程度の成果や良い結果が得られる、区切りの良い年になる可能性があると言われています。  

 

自分にとって有効な情報を「とり」入れ、良い運気を「とり」込むなどして、実りある1年にしたいですね。

 

それではこの辺で

 

後藤

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